コマンドプロンプトとは | 実行方法やコピー、移動などのコマンド一覧

2020年7月4日パソコン用語集

コマンドプロンプト(こまんどぷろんぷと)
英語:command prompt
直訳:命令を促すもの

コマンドとは

・コンピュータの機能を実行するための命令
・ゲームにおける戦闘の選択肢

コマンドとは、コンピュータに文字形式で与える命令のことです。

Windowsではコマンドプロンプト、LinuxやMacではターミナルといったツールにコマンドを入力してコンピュータを操作します。

コマンドの例

コンピュータでのコマンドは、「dir」や「rm」という決められた文字列で指示するものです。コマンドは、通常の画面では操作がしにくい作業や、コンピュータの管理のために使われることがお多いです。

また、OSが起動しないときにコマンドを入力できる画面を表示してコマンドでコンピュータを操作することもできます。

通常のコマンドには、コマンド名に操作する対象のファイルやアドレスなどを記述します。さらにコマンドに規定されているオプションを指定することで、機能を追加したり挙動を変えることができます。

以前のMS-DOSやLinuxでは、インストールやOSの管理にコマンドを使用するという場面が多くありましたが、最近では一般的なユーザーがコマンドを使う機会はかなり減りました。

コマンドを使う場面

コマンドを使う機会があるのは、pingやipconfigといったネットワークの管理機能、大量のファイルやフォルダを操作する場合などです。

ネットワークの管理は、便利なソフトもありますがコマンドを覚えて操作した方が、どのパソコンでも使えて手軽です。

また、多くのファイルやフォルダの操作は、慣れればGUIでマウスで操作するよりもコマンドを使った方が時間の短縮になる場合が多いです。

コマンドプロンプトとは

・コマンドを受け付ける状態のときに表示する記号
・コマンド入力でウインドウズPCを操作をするツール

コマンドプロンプトは、コマンドを入力する際の「>」や「#」 といった 記号と、ウインドウズに文字(コマンド)で命令を出すときのツールの2つの意味があります。

「>」や「#」 といった 記号は、単にプロンプトという言い方もします。
プロンプトとは | パソコンでの意味や記号を解説

このページでは、ウインドウズにおいて命令をするためのツールとしてのコマンドプロンプトについて解説します。

コマンドプロンプトの解説

ウインドウズを操作するときに、一般的にはマウスでアイコンをクリックして使いますよね。しかし、マウスでの操作だけでは難しい特殊な命令(コマンド)を出したいときにコマンドプロンプト使用します。

例えば、コマンドプロンプトがよく使われるのは、ネットワーク系の命令をするときです。対象のネットワークが稼働しているか、IPアドレスはいくつかを調べたりできます。

コマンドプロンプトでpingを打つ

コマンドプロンプトの詳細な意味

Windowsで文字ベースのコマンドを入力してOSやネットワークを操作する機能のことをコマンドプロンプトといいます。

「コマンドプロンプト」という名称は、Windows2000からつけられましたが、それ以前のWindows95やWindows98では「MS-DOSプロンプト」という名前でMS-DOSを操作するためのツールという位置づけにされていました。

Windows95や98は、MS-DOSがベースとなっているOSなので普段は使用できないMS-DOSを使用するためにコマンドを入力するツールが必要だったためです。

Windows2000以降は、内部の構造がMS-DOSベースではなくなったためMS-DOSプロンプトという名称ではなくコマンドを操作すツールという意味で「コマンドプロンプト」という名称になったと思われます。

Windows10でコマンドプロンプトを起動するには

Windows10でコマンドプロンプトを起動する簡単な方法は、検索ボックスから呼び出す方法です。

Windows10の左下に「ここに入力して検索」というテキストボックス(もしくは虫メガネアイコン)があるので、そこに「cmd」と入力します。

Windows10でコマンドプロンプトを起動する

すると、上記のように検索結果としてコマンドプロンプトが表示されるので、そのままEnterキーを押して起動するか右のメニューにある「管理者として実行」を選択します。

管理者として実行
コマンドプロンプトを起動するオプションの一つです。レジストリやアプリのインストール、システムの情報を操作する場合は管理者権限で実行していないと操作ができません。

Windowsでよく使うコマンド

コマンドプロンプトを使用する場面で多いのが、ネットワークに関する操作や、特殊なアプリのインストールなどの場合です。

ここでは、コマンドプロンプトでよく使うコマンドについて紹介します。

ネットワーク系コマンド

ipconfig コマンドを実行しているコンピュータに割り当てられているIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイを確認する
ping 対象のネットワーク(サーバー)が稼働しているかどうかを確認することができます。相手先が応答すればIPアドレスを確認することもできます。
nslookup DNSクライアントの名前解決をするためのコマンドです。正引きや逆引き、MXレコードなどの検索をすることも可能です。
tracert 指定したホストまでの経路情報を確認するためのコマンドです。対象までの経路とどこで障害が発生しているのかを順番に確認していきます。

ファイル操作系コマンド

cd 現在の作業場所を移動するコマンドです。コマンドプロンプトで実行するファイルは同じフォルダ内かファイルまでのパスを指定しなければ実行できません。そのため対象のファイルがあるフォルダへこのコマンドで移動します。
dir 指定したパスのディレクトリやファイルを一覧で表示するコマンドです。GUI環境が使用できないときに使用することが多いです。
tree 指定したパスのディレクトリをツリー形式で表示します。
md(mkdir) ディレクトリ(フォルダ)を作成するコマンドです。作業しているディレクトリ内に作成されます。
ren ファイルやディレクトリ(フォルダ)の名前を変更するコマンドです。
type 指定したファイルの内容を表示するコマンドです。内容が一気に表示されるので内容が多いとスクロールして最初の方が見えなくなってしまいます。
more 指定したファイルの中身を画面ごとに表示する。機能はtypeと同じだが長いファイルの場合、Enterを押すまで流れないので便利
del ファイルを削除するためのコマンドです。
rd(rmdir) ディレクトリ(フォルダ)を削除するコマンドです。ファイルとフォルダで削除するコマンドが異なるので注意してください。
copy ファイルをコピーします。コピー先は、パスを指定すればそのディレクトリに指定しなければ作業中のディレクトリ内にコピーされます。
xcopy ファイルをコピーするコマンドですが、ディレクトリごとコピーできたりといった、copyよりもより多くの機能があります。

その他のコマンド

cls コマンドプロンプトをクリアします。先に入力したコマンドで画面が見にくくなった場合に使用すると画面がスッキリと見やすくなります。
help コマンドプロンプトで使用できる主なコマンドのヘルプを表示します。簡易的な説明なのでコマンドのスペルを忘れた場合などに使用できます。
exit コマンドプロンプトの終了、ウインドウの右上の「×」で終了するのと同じ

関連用語

プロンプト

まとめ

コマンドプロンプトは、Windowsでキャラクタベースの命令をする場合に使用するツールです。

ネットワークに関する命令など、Windowsのソフトを使うよりもコマンドプロンプトで操作した方が便利なものもあるため、覚えておいて損はない機能です。

すべてのコマンドを覚える必要はないので、必要なコマンドをいつでも使えるようにしておきましょう。

この記事を書いた人

ITG10編集部

中小企業のIT化やビジネス支援を行っている株式会社エクシアのWebメディア部門。わかりにくいIT用語やビジネス用語をわかりやすく解説するために日々情報を更新しています。
プロフィールはこちら

2020年7月4日パソコン用語集

Posted by ITG10編集部